企業はどんな人材を求めているのか?〜価値観の違い〜
採用担当として、ステークホルダー・役員・現場・学生等、企業を取り巻く様々な人達と話す機会がよくある。
企業は一体どんな人を求めているのか?
立場によって、異なるが、企業サイドから言えば、
「戦力」「会社に貢献できる人材」
この2点は間違いなく求めている。
■高度経済成長期の企業の価値観
http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/20140219/p1
「努力」についてよくまとめられているので、まずはこの記事を見て欲しい。
過去は、努力すれば、物質的に豊かになり、かつ経済発展のスピードも見えやすかったため、社会への貢献が移りやすかった。
ただ、今の社会は違う。
そういった前提を基に、どんな人材が必要なのか。
そこの背景の違いをまずは、現状の団塊の世代には認識してほしい。
多様化するライフスタイル、働き方、様々なことに良い意味で「枠」がなくなってきている。
だからこそ、私が思う企業が欲しい人材とは、
「自分らしさ(強み)」を存分に発揮して、成果を出せる人材だと思う。
ゆとり・さとり世代と言われるが、おおいに今後の活躍に期待したい。
みなさんはどう思いますか?
【就活生へ】受かる志望動機を採用担当者が伝授します
面接官「志望動機を教えてください」
学生「私は、御社の今後の事業領域の可能性と、御社の人に惹かれて、入社を決めました」
このような志望動機では確実に受からない。
なぜなら、
「自分が入社してどうなりたいのか」が伝わらないからである。
自分がどのようなキャリアを描いているのか。そういったことがないビジネスパーソンは、長い社会人人生の中で、潰れてしまう可能性があるからである。楽しいことも、辛い事も、嬉しい事も様々なことが社会生活では起きる。ただ、それでも頑張ろうと思える源泉、それこそが志望動機である。
さて、
よく学生から、どうしたら内定をもらえますか?というような質問を受ける。
正確には、100パーセントとれる保証はない。
ただ、テクニックとしては3点ある。
①やる気
②ものの見方
③アクション
【やる気】
その人の面接に臨むスタンス、在り方そのものから伝わるものである。具体的に言うと、顔つき、姿勢、声の大きさや、書類上で言うならば、力強い字、OB訪問の回数等である。受かる人は、在り方からオーラが違う。
【ものの見方】
その企業をなぜ志望しているのか。どんな考え方があるから、その企業なのか。そういった自分の考え方と言動が一致することである。つまりは、自己分析をきちんとできていることでもある。
【アクション】
内定から逆算して、今何をすべきか考え、人に会う・勉強する・結果を出す等のプロセスを踏んでアクションしていたか。きちんと学びを継続しているのか。アクションが一貫している人も、基本的に高評価である。
以上の3つが志望動機、内定を上では必要なポイントである。
具体的事例等は今後載せて行きたいと思います。
以上
【内定がゴールでいいのか?】就職活動の実態
A君「〇〇社と〇〇社と〇〇社から内定もらったよ!B君は?」
B君「まだもらってないんだよね。これからどうしよう」
A君「大丈夫だよ、ちゃんと準備すれば通るから、相談のろうか?」
B君「うん、お願い。」
こんなやりとりよく耳にしませんか?
私が疑問に感じるのは、
就職活動において、「内定がゴールになっていること」。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20130517/248243/?rt=nocnt
内定がもらえなくて、自殺する学生も増えている。
実際に私の後輩も就職活動が原因かは不明だが、自殺している。
こんな世の中おかしくないか?
私が考えるに就職活動とは、「自分自身の自分を認識すること」「本来の自分の姿を、ありのままの自分を受け入れる活動」であると思う。そのプロセスを通して、自分が人生において、本当に心から何を成し遂げたいのか。何を求めるのか。どんな人物になりたいのか。を明らかにして行く。
だからこそ、内定がもらえなくても、行きたい会社に仮に入れなくても、それも「自分自身である」と認めてあげてほしい。
そして、本来自分が臨む事(やりたいこと・好きな事等)に思いっきり挑戦してほしい。
現代の社会とは何か。
社会の中で生きて行くとはどういうことなのか。
私の考えでは、
社会など、関係ない。
まずは、自分が満たされる状態をイメージすること。その結果、周囲に良い影響を与えて、様々な所で還元されていく。
無理して企業に入る必要はない。
ただ、だからこそ、企業に入る際は、その企業で本当に自分が満たされるのか。なりたい自分になれるのか。人生の目的を達成できるのか。
明確にしてから、入社してほしい。
若い人達が希望を持ってイキイキしている姿、そんな世の中を実現するために、私自身もアクションにうつしていこうと思う。
若い人達が、就職活動をしてよかった!と思えるように、本気で支援をしていきたい。
個別相談等(都内なら出張も可)も可能ですので、是非コメント等頂ければと思います。
以上
【就活生へ】採用担当者はこんなことを考えている①
学生「御社が第一志望です!御社の世界中に広がる商品を見て、私の強みである行動力を活かして、是非入社して活躍したいと考えております!」
面接官「・・・・・・・・」
こういったやりとりをよくしていませんか?
採用担当者が見ているものは何か。
それは、会社の「戦略に合うかどうか。中期ビジョンと合うかどうか」である。
仮に、学生がこのブログを見ているのであれば、企業担当者はどのような視点で仕事をしているのか、そして面接をしているのか、そういったことを踏まえて就活に臨んで欲しい。
それがまず第一の「相手の立場に立って考える事」である。
そもそも採用活動とは、
企業の中期戦略、将来のビジョンを達成するための入り口の活動であり、企業内部における人財マネジメント(採用→育成→活用→評価)の一部であるため、いくら面接をした学生の能力が高くても、その戦略に合わなければ落とされてしまう。
現に、パワー・活力があり、一定の能力がる学生がいるとする。
これまでは、特に商社のくくりでいうと、所謂「体育会」を求めていたのに対し、その商社のビジネスモデル自体が変化したことで、「体育会」ではなく「思考力のある学生」を求めるように転換した事例がある。
そういった意味で、採用担当者も個人的には通したい学生がいたとしても、会社の戦略基準で思考するため、正直モヤモヤする部分はある。
だからこそ、就活生の立場で考えれば、
「自分がしたいこと」「会社戦略に貢献できる事」「実際に入社してすべきこと」
この3つを自分の中で消化して、伝えられて初めてきちんとした志望動機になる。
最近は自分がしたいことを語る学生が多いが、本質的には「どのように貢献できるのか」をきちんと言えないと内定はとれないし、今後の社会人生活も苦労してしまう。
要は何が言いたいかというと、
現状の就活を本気でしたいと思うなら、きちんと企業研究をすること。
結果として内定をとれなくても、企業の見方・企業に入る事とは、ということが
見えてくる。
内定がゴールでいいのか?
東大でて、大企業入ったけど、落ちこぼれた人はいるよ?
次回以降は、内定はゴールにすべきかどうか、思う事を書いていこうと思います。
現状、採用活動(説明会プレゼンター〜面接官等)と平行して、新人研修やキャリア面談等も行っています。
一人一人が意思決定して、前に踏み出せる事、そんな時が今私にとっては一番の喜びです。
ESの書き方、面接の仕方、就活について、人生について等相談など時間を作りますので、お気軽にご相談頂ければと思います。
私個人については、おいおい記事にしていきます。
以上